【北海道】幌尻岳
お久しぶりです。たです。
あっという間に年末ですね。今年はよく山に行きました。夏山シーズンはほぼ毎週、日数にすると30日以上は山にいたかな
さて、予告していた幌尻岳です
幌尻岳とは
幌尻岳(ぽろしりだけ)は日本百名山の一つです。その困難さから日本一遠い百名山ともいわれます。
平取町と新冠町にまたがる標高2052mの山です。日高山脈の主峰です。
登山ルートは渡渉が連続する平取ルートと林道をひたすら歩く新冠ルート、日高町からチロロ林道を歩くルートがあります。ちなみに新冠ルートはあの田中陽希が登ったルートでもあります。
コース及びコースタイム
新冠ルートを歩こうと思いましたが林道の復旧が見込めないため平取ルートで行きました。渡渉が連続するため、正直かなりドキドキでした。平取ルートは豊糠山荘からシャトルバスが出ており第2ゲートまで運んでもらえます。1日3便ありますが額平川がカールの水を集める構造になっているため、大雨が降るとすぐに増水します。過去、遭難
があり、シャトルバスは天候によっては運休になる可能性があります=幌尻山荘に閉じ込められます。つまり・・かなり心配な登山です。
1日目
第2ゲート9:30→幌尻山荘14:15
2日目
幌尻山荘3:45→幌尻岳7:30~8:00→幌尻山荘10:50~11:30→第2ゲート16:20
登山詳細
1日目
前日に千葉を出て、豊糠山荘に泊まりました。※豊糠山荘は予約が必要です。
第2ゲートまでのシャトルバスに乗ろうと思いましたが・・・なんと時間より早く出ているではないか!!豊糠山荘の方がバスに連絡してくれて戻ってきてもらい、無事にシャトルバスに乗ることができました。
とまあ、渡渉が始まりましたが、カメラを落とすのではないかと変に緊張し、息は写真をほぼ撮っていません・・・orz
なので幌尻山荘に到着です。幌尻山荘は宿泊人数に限度があるためこれも予約必須です。また寝袋、食料必須です
2日目
翌日降雨が予想されるため、急遽予定を変更し、幌尻岳を登頂し、そのまま豊糠山荘まで帰ることに。朝4時前に幌尻山荘を出発
命の水を越えると稜線に出ます!!!なんと素晴らしい景色。
この日は快晴で、大雪山やトムラウシ、雌阿寒岳まで見える絶好の天気でした。この地形は氷河によって形成されたカールです。
カールの底にはなんとヒグマが!遠くて向こうも気づいていないようでした。
カールの縁に沿って歩いていきます。頂上手前で新冠ルートと合流し、そこから15分ほどで幌尻岳山頂です
幌尻岳山頂に到着するとほかの山ではなかったものすごい達成感がありました。幌尻山荘の予約、長い林道歩き、渡渉の連続、天候すべてがそろって登れたからかなと思います。感慨にふけって周りを見ると山しかありません。
30分ぐらい山頂にいて下山しました。写真をどうぞ
幌尻山荘について、沢靴を装着してまた渡渉します。今度は余裕があるので写真を撮ることができました。
行きで慣れたのかあっという間に渡渉は終了しました。あとはひたすら林道歩き。この日は12時間、20㎞歩いてました
何とか最終のシャトルバスに間に合いました
感想
百名山最難関ともいわれる幌尻岳。やはりすごかった。なんといっても準備が大変・・当日は渡渉も大変。ただそれに見合う達成感があります。新冠ルートは林道歩きが18㎞あるとかないとか・・・平取ルートは渡渉が多いですが、足の運びに気を付けて歩けば問題ありません。距離は長いですが、景色は絶景が続きます。登る方は準備・天気の予想を怠らずにお願いします
ちなみに、予定して日のシャトルバスは全便欠航となりました。降りるときすれ違った登りの人たちはどうなったのだろう・・・
次回は台湾の玉山かな