今後の山小屋について思うこと
こんばんは。たです。
私の住むところでは緊急事態宣言は解除されていません。他の地域は解除されていますが、感染が拡大しないことを祈ります。
さて、登山も自粛ブームとなっており山小屋も営業していません。
その中で、昨年台湾で玉山を登った時に泊まった山小屋と今回のCOVID19でさらに思うことを主観的ですが記載します。
台湾玉山の記事はこちら
morimoriyamaman.hatenablog.com
海外の山小屋はどうなのか?
台湾(玉山)
昨年玉山を登った時は排雲山荘に泊まりました。
この山小屋はオンラインで宿泊の申し込みができます。が、日本人を含む外国籍の人は1日24人までしか宿泊できません。また申込時には氏名・パスポート番号など日本の山小屋では伝えなくてはいいことも記入する必要があります。
また登山する際は必ず台湾人のガイドが同行することが求められます。
実際に登山する際は、管理事務所で予約内容の照会とパスポートの確認がされます。
フランス
フランスについてはネットで収集しただけで実際に現地に行ったことはありませんが、
事前予約が必須、パスポート番号も必要なようです。
ニュージーランド
以前行ったニュージーランドはミルフォードトラックなどを歩くトランピングが盛んです。トレッキング天国です。
ニュージーランドに入国する際、登山靴の泥を落としているところをその場で確認されます。そのような国なので自然保護は国を挙げて取り組んでいます。
ニュージーランドのトレッキングコースのうち自然保護が極めて必要なコースは入山者数を制限するため予約が必須です(ミルフォードトラックの場合1日80人と制限)。パスポート番号は必要なさそう?
キナバル山
マレーシアのキナバル山も山小屋に宿泊する必要があるので予約は必須です。また2015年の地震で落石による死亡事故があったためガイド必須です。
まとめると・・・
国 | 山小屋事前予約 | パスポート必要 | 現地ガイド |
台湾 | 必須 | 必要 | 必要 |
フランス | 必須 | 必要 | 不要? |
ニュージーランド | 必須 | おそらく必要 | 不要? |
マレーシア | 必須 | おそらく必要 | 必要 |
日本 | 必要なところもあり | 不要? | 必要でも不要でもない |
今後の山小屋について
ここからは、あくまでた自身が考えることとご理解くださいませ
山小屋では3密は現状では回避不可能です。太郎平小屋の混雑はひどかった・・・1枚の布団に2人
morimoriyamaman.hatenablog.com
そうなると小屋に泊まれる人数を制限しなくてはならないと思います。具体的には
- 最初に定員を決める、その中に外国人枠を用意しておく。予約はオンラインのみ(これは山小屋側が管理しやすいように、海外からでも申し込みできるようにです)。予約の際は身分証明の情報を入力(パスポート番号など)する。
- ガイドを必ずつける。ガイドはガイド資格を持った者のみとする
- 入山時は国立公園事務所などで必要な手続きを取る。
上記の場合、国立公園内のみこういった形にすべきと思います。
こうすれば、以下のようなメリットがあります。
- 植生や登山道へのインパクトの問題解消
- 快適な山小屋泊可能
- 食事の提供量の管理がしやすくなる
- ガイドの有効活用
デメリットとしては以下です
- 予約がこれまで以上に困難になる
- インターネットを使えないと予約できない(これは代理でやってもらえば解消できるはず)
- 山小屋がこれまで通りの利益を確保できなくなる
- どのガイドを選べばいいかわからない
と私は考えます。
最後に
早くCOVID19収束してください。ガイドの仕事ができない・・・
徳本峠の3日目の記事は頑張ってあげます!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。