森森山山

転職をし、某企業に正社員として採用されましが、その後適応障害に至り休職、退職を決意。これからは「いのちだいじに」家族もいるしね。これからは山をメインとして仕事をしていきます

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【登山】登山とGPS~GPSのおはなし~

こんにちは。たです。

今日は新しい会社のところへ行ってきました。

いろいろ話をし、刺激を得ました。4月からが楽しみです。

さて、今回は登山とGPSに関するお話をしたいと思います。

 

 GPSスマホでも使えていろいろな分野で活用されていますね。

そもそもGPSってなんでしょう?

GPSってなに?

GPSGlobal Potisioning Systemの頭文字をとっています。日本語では「全地球測位システム」といいます。ではGPSは元々はアメリカの軍事システムだったということは知っていますでしょうか。民間利用が認可されたのは1993年です。意図的誤差(Selective Availability)というものが存在していました。その後2000年に意図的誤差は解除されています。

 

GNSS

GPSGPS以外の測位衛星を含めてGNSSGlobal Navigation Satellite System 全球測位衛星システム)と言います。

位置情報を利用する際はこのGNSSを利用しています。GPSという呼称は間違かなと思われます。

 

GPS以外の衛星は何がある?

じゃぁアメリカ以外の衛星は何があるのでしょうか。日本で測位できるものをあげます

  • GLONASS(グローナス)ロシアが打ち上げた衛星
  • Galileoガリレオ)ヨーロッパが打ち上げた衛星
  • BeiDou(バイドゥ)中国が打ち上げた衛星
  • QZSS(みちびき)日本が打ち上げた衛星

となります。QZSSみちびきは日本の測位衛星です。正確には準天頂衛星となります。これまでは常に日本の上空に測位衛星がありませんでした。みちびきが運用されて24時間日本の上空に測位衛星があることになり、誤差がcm程度になることが期待されています。2018年に4機体制となりました。

ちなみにみちびきの軌道は八の字型になります。

みちびきについての詳しい内容は内閣府のサイトにあります。良ければ見てください。

みちびきとは|みちびきについて|みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト - 内閣府

 簡単なバージョン

JAXA|「みちびきさんに聞いてみよう」〜みちびきFAQ〜

登山との関係は?

これまでの測位衛星の体制では、日本の上空に測位衛星が常にないため誤差がありました。そのため、登山道から外れてしまうことが多々あったかなと思います。みちびきの運用が開始されたことによって、誤差は小さくなるかと思います。誤差はゼロになることはないのでご注意を。おそらく林内や谷などでは誤差が出ると思います(数m単位)。尾根や稜線での制度はかなり向上しているはずです。

私はこれまでYAMAPを利用して軌跡のログを取得しています。ただスマホのバッテリーが古いのとおそらくGPS部分に多大なエネルギーを使用?していてすぐ電池切れを起こしていました。新しいスマホではみちびきも取得できるのでどれぐらい精度が上がるか試してみたいところです。筑波山で試すかな。

ちなみに、一度、冬の八ヶ岳で軌跡を取った時、美濃戸口から赤岳鉱泉まで直線となって時は笑いましたねw

※山では紙の地形図も併用することを強くおすすめします

→いざとなった時に読図の技術も必要です!!

みちびきを確認するには?

「GPSTest」というアプリを利用するとどこの衛星をとらえているかわかります。英語表記なので少しわかりにくいですが・・・

play.google.com

私のスマホで確認するとこのような感じです。

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衛星捕捉状況

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衛星の説明

番号で言うと194がみちびきになります。

 他にもGNSS Viewというのもあります。

qzss.go.jp

 

ちなみに、種子島ではみちびきを見ることができるとか・・・

 

本日はここまでです。もう少し詳しい話をするとどこまででも広がるので・・・詳しく知りたい方は上のみちびきのサイトを見てください。

 

お読みいただきありがとうございました。