アトピーと鍼灸
みなさま、こんにちは。たです。
今日はタイトルの通り、鍼とお灸の話です。
アトピーとは
正式にはアトピー性皮膚炎となります。
全身にかゆみが出ます。原因は遺伝的なものが多いようです。私の場合、母もアトピー性皮膚炎であったため、それを受け継ぎました(兄弟は私以外はアトピーではありませんが・・・)。血液検査ではハウスダウストや花粉などすさまじい数値が出ています。
アトピーの方ならわかるかと思いますが、かなりつらいです。私の場合は足と頭に出ています。頭はふけのような白いものが落ちて見た目にもだめです・・・治療には主に塗り薬や飲み薬が使用されます。
服用している薬
今まで漢方やステロイド剤を試しています。現在服用している薬は以下でかなり落ち着いてきました。
- ルパフィン
- サレックス(Veri Strong)
- デルトピカ(Strongest)
- ヘパリン類似物質
- タクロリムス(プロトピック)
ルパフィンは最近発売された抗アレルギーの錠剤です。抗PAF作用というものがウリのようです。
【Wikipedia】
血小板活性化因子(platelet-activating factor、PAF)は、血小板凝集や脱顆粒、炎症、アナフィラキシーを含む多くの白血球機能の強力なリン脂質活性化剤・メディエーターである。AGEPC (acetyl-glyceryl-ether-phosphorylcholine) としても知られている。
また、白血球の血管透過性、酸化的破壊、走化性や食細胞におけるアラキドン酸代謝の増強に関与している。
PAFは、好中球、好塩基球、損傷組織、単球/マクロファージ、血小板、血管内皮細胞を含む様々な細胞種による特異的な刺激に応答して産生される。
抗PAF作用は上のようなことらしいです。とまあいろいろな薬を使用して治療しています。
鍼とお灸
妻が鍼灸院に通っていたのをきっかけで通うようになりました。針とお灸は東洋医学に分類されるかと思います。
鍼の歴史は以下の通りです。
Wikipaediaより
鍼の元は石器時代の古代中国において発明された。砭石(へんせき)もしくは石鍼(いしばり、石針とも書く)とよばれるこの鍼の元は主に膿などを破って出すのに使われた。これが後に動物の骨を用いて作られた骨針、竹でできた竹針(箴)、陶器の破片でできた陶針などになっていった。現在使われる金属の鍼は戦国時代頃に作られ始めたといわれる。この鍼が黄河文明で発展した経絡の概念や臓腑学(ぞうふがく)、陰陽論(いんようろん)などと結びついて鍼治療が確立していく。黄帝内経(こうていだいけい)と呼ばれる最古の中医学理論のテキストの中に、当時使われていた鍼を特徴で9つに分類した古代九鍼が紹介されている。(⇒詳細は鍼灸参照)
日本において鍼、灸、湯液などの中国医学概念は遣隋使や遣唐使などによってもたらされた。奈良時代の律令制において既に鍼師(官職名としては針博士・針師)が医師、按摩師などと共に存在していたことが分かる。以降、鍼師は医師などと共に日本の医療の中核を担っていく。また、日本独自の鍼の発展として、984年に丹波康頼によって編纂された日本最古の医学書『医心方』を見ると鍼治療が当時の中医学概念より簡便化されたものになっていることがみられる。手技においても安土桃山時代に御薗意斎が金や銀の鍼を木槌で叩いて打ち込む打鍼法や、江戸時代に盲人の杉山検校こと杉山和一によって作られた管鍼法などがある。特に杉山和一の影響は大きく、管鍼法は日本の主流の技法になっており、日本の盲学校で鍼灸を教えるのは杉山和一が各所につくった鍼治学問所から発展したものである。
世界においては1950年代ごろからフランスや東欧諸国などが中国へ鍼灸の勉強をするための留学生が訪れたりしている。アメリカ合衆国では1971年、ニクソン大統領訪中の際に同行したニューヨーク・タイムズの記者が虫垂炎にかかり、手術をおこなった後の違和感や疼痛の改善のために鍼灸を受けたことが知られている。
と世界中で使用されているもののようです。
お灸についても歴史はかなり古いようです。
Wikipaediaより
灸の起源は約三千年前の古代中国の北方地方において発明された。多くの地方に皮膚を焼くことを治療行為とする伝記は残っている。
日本において鍼、灸、湯液などの伝統中国医学概念は遣隋使や遣唐使などによってもたらされた。灸は律令制度や仏教と共に日本に伝来したが、江戸時代に「弘法大師が持ち帰った灸法」として新たな流行となり、現在も各地に弘法の灸と呼ばれて伝わっている。また他にも「家伝の灸」として無量寺の灸、四ツ木の灸などがある。これらの灸法は打膿灸と呼ばれ、特に熱刺激が強く、皮膚の損傷も激しいため、あまり一般化していない。打膿灸は日本において腰痛や神経痛など様々な症状に用いられるが、実際のところは腫れ物(癰)などに用いたのではないかとも考えられる。
鍼とは異なって、奥の細道にも『三里に灸すゆるより』とあるように、旅路での足の疲れを癒したり、徒然草にあるように「40歳以上の者は三里に灸をすると、のぼせ(高血圧)を引き下げる」というように、灸をすることは庶民へ民間療法的側面を強くしながら伝わっていった。
もちろん公家や医官の間でも灸法は発達し『名家灸選』や『灸法指南』などといった書物が編纂された。戦後に活躍し昭和の名灸師と言われた深谷伊三郎は『黄帝明堂灸経』や『名家灸選』などを読んで深谷灸法を作り上げた。彼の灸法は、中医学で行われている灸法や奇穴も取り入れており、そのツボに灸することで出る効能が現在も多くの鍼灸師に多大な影響を与えている。
お灸も奥の細道などに記載されるほど有名なものだったようです。
と歴史について紹介しましたが、先生に診察してもらったところ、「免疫がかなり過敏になっているからそれを抑える鍼とお灸をする」と言われました。
鍼については毎回ほぼ全身、30か所ぐらい鍼を刺されます。痛みについてはそれほどないのですが、異常があるところは痛いときもあります。
お灸については頭のてっぺんを焼かれます。少し熱いかなぐらいの熱さです。
と、3か月ぐらい通っていますが、2か月たったころぐらいから目に見えてアトピーの症状がかなりおさまったと先生に言われました。
アトピーと鍼灸についての関連を調べるとアトピーが改善したとの論文があります。
最後に
私の場合、鍼とお灸がアトピーにかなり効いたと実感しました。副作用もかなり少ないようですし、お悩みの方は鍼灸院に行ってみるとよいかも。ちなみに鍼灸ではいろいろな病気や疲労回復に役立つ施術をしてくれるようです。
お読みいただきありがとうございました。